気になる百合小説その10 ”愛の国”の詳細を見る

“愛の国”ってどんな本?

"愛の国"ってどんな本?

書籍詳細
満開の桜の下の墓地で行き倒れたひとりの天使――。昏い時代の波に抗い鮮烈な愛の記憶を胸に、王寺ミチルは聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す。愛と憎しみを孕む魂の長い旅路を描く恋愛小説の金字塔!

その他情報

  • 著者:中山可穂

”愛の国”の口コミ・レビュー

「文庫本版が刊行されたのが平成28年、単行本として刊行されたのは平成26年。2018年現在から4年前のことである。
ここで描かれるのは、ファシズム政権が台頭する近未来の日本であるが、今日の日本がじきに歩むだろう道を先んじて提示して見せているようで、暗澹たる気持ちにさせられる。先日も、与党のとある議員が「LGBTには生産性がない」と公然と言い放ったことは記憶に新しい。数年前ならあり得ないと思えた法案も、オリンピックや芸能ニュースに紛れて粛々と可決されている。
この小説に描かれる社会が実現するにはあとほんの数歩。すでに十分すぎるほどの準備が整っている。
この日本に生きる私達全てに向けた警鐘ともとれる作品である。」

「本物の小説を読んだという喜びに満たされました。印象的、衝撃的セリフ、場面のオンパレードで、ページを捲る手が止まりませんでした。何より、愛しても愛されても孤独から抜け出せない、愛に不器用で、生きるのが下手で、でも、神様から与えられた特別な才能を生きて表現しない訳にはいかない、そんな主人公がいとおしいです。私は、主人公ミチルさんの物語はこれからも続いていく派です。私たち、読者の前には姿を現さなくとも。彼女のような美しい心の持ち主が、心身ともに迫害されることのない社会にならなければと思わせる、力ある一冊でした。」

「終わってしまいました。
後に残ったのは疲労した自分の体(読みふけったため)と寂しさでした。
何度も読み直そうとは思いません。重たく苦しい気持ちになりますから。
でも、素晴らしかったです。
物語の構成の仕方が圧巻でした。」

「磨きに磨かれた言葉の数々を一言も漏らすまいと、丁寧に丁寧に読みました。
主人公・ミチルが歳を重ねて名実ともに大人になったように、文章も深みが増してその艶やかさに目眩がするほど。
骨太な文章表現に、終始圧倒されっぱなしでした。
著者自身、遺作という言葉をあとがきで出していますが、間違いなく代表作になるでしょう。

著者のファンの方はレビューなど気にせず読まれるでしょうが、そうでない方にもお読みいただきたい作品です。
でもできれば過去の作品をいくつか読んでから本作を読んで欲しい。
最初がこれでは、もったいない。」

まとめ ”愛の国”ってどうなの?

まとめ ”愛の国”ってどうなの?

口コミ・レビューを見ても”熱く”評価する方が多い印象の本作品。
”本物!”との評価の多い文学の世界、気になる方はぜひ手に取ってみてくださいね。

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気になる方はぜひチェックしてみてください。

コメントお待ちしております。

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